旅の準備をしていると、必要なのが「情報収集」。
ガイドブックは、その情報収集の手段の定番と言っていいでしょう。
しかしながら、インターネットで世界中の情報にアクセスすることができる今、ガイドブックを買う必要があるのでしょうか?
本って重いし、かさばるし、必要ないんじゃない?そんな声が聞こえてきそうです。
もちろんわたしも、スマホやタブレットを持っています。
それでも結局、旅にはガイドブックが必要だな、と思うのです。
そこで、ひとり旅歴12年のわたしが「やっぱガイドブックっていいじゃん!」と思っているわけと、おすすめのガイドブック3選をご紹介したいと思います。
ガイドブックは必要?
旅の情報収集をしようとして、どこから手を付けたらいいかわからなくなることはありませんか?
あれもこれも考えているとわからなくなって、調べるのが面倒になるよ。
まずは予算に合ったホテルを調べよう。あ、でも先にどこに行くか決めておいた方がいいよね!それぞれの街にはどんな料理があるかなあ?どこで食べられるんだろう?お土産ってどんな感じのラインナップで、そもそもどこで買うのが良いかな?そういえば、ビザって必要?両替はどこで?空港から市内への移動手段は?
そう、旅ってとにかくいろいろなジャンルのたくさんの情報が必要です。
そして、それらがおおむね1冊にまとまっているのが、ガイドブック。
インターネットの情報は、基本的には一つのウェブページに大きく一つの情報しか載っていません。
それらがまとめられているサイトがあれば情報収集がしやすいのですが、例えばわたしが今月旅する予定のニュージーランドなど、国や地域によっては意外と良いサイトって存在しないなあと感じています。
そんなときに、情報が網羅的に掲載されているガイドブックの存在はとてもありがたいんです。
ガイドブックに掲載されている情報で、もう少し詳細に知る必要があればインターネットで調べるなど、ガイドブックとインターネットを組み合わせて使うとより情報に厚みが出てきます。
その日に何をするか適当に決めているわたしですら、事前に情報を仕入れておいた上で、現地で「その日の気分」に従って行動しています。情報すら持っていないと、「その日の気分」を蔑ろにしてしまう可能性もあるのです。情報収集は、しておくことに越したことはないなあと思っています。
また、ガイドブック=重たい本を持ち歩く、という発想を一旦脇に置いてみると、今は普通に電子書籍が充実していますよね。
そう、電子書籍を買えばいいのです。
わたしがガイドブックをおすすめしているのは、あくまで「さまざまなジャンルの情報がひとつにまとまっている」という点であり、紙派か電子派かで、お好きな方を選んでいただければと思います。
ちなみに、紙の本であれば、自分の本棚に「訪れた旅行先」がコレクションされていくのを楽しむことができますよ。折に触れてパラパラとめくって、思い出に浸るのも乙なものです。
さて、やっぱりガイドブックはいいよ、というお話をしてきましたが、ここからはひとり旅歴12年のわたしがおすすめするガイドブックを3冊ご紹介したいと思います。
おすすめ① 自分で旅のプランが決められる人「地球の歩き方」
情報の「網羅性」が圧倒的な「地球の歩き方」。
自分で旅のプランが決められる人におすすめしたい王道の1冊です。
なんか偏りのあるわたしの「地球の歩き方」
ガイドブックに必要な見所や観光名所、ホテルやレストランの情報、おすすめのお土産情報はもちろん、その国の全図や都市間の移動方法など、網羅的に情報を得ることができます。
また、「旅の準備と技術」という項目では、出入国時の必要書類や、気候に合わせた服装、チップなどのマナーから治安情報まで、「痒い所に手が届く」情報が掲載されているんです。
わたしは大学時代、フィリピンで卒論の現地調査を行なっていたくらいフィリピンが大好きなのですが、当時使っていた地球の歩き方にかなり田舎の地方都市の情報まで掲載されていて、とても驚いたことを覚えています。
そう、地球の歩き方の都市のカバー率は圧倒的。
「こんな街の情報まで載っているんだ〜!」と、それ以来、地球の歩き方への信頼度は爆上がりです。
世の中のおすすめも参考にはするけれど、ご自身で「行きたいところ・見たいもの・食べたいもの・したいこと」を決められる人には、地球の歩き方が圧倒的におすすめです!
今回の旅でお世話になる地球の歩き方・ニュージーランド
おすすめ② 押さえどころが知りたい女子「ことりっぷ」
国内旅行や、2泊3日で台湾や韓国に旅行していたときは、ことりっぷのお世話になっていました。
先ほどのおすすめ①地球の歩き方のデメリットの部分でもあるのですが、情報が網羅され過ぎていると、どこから見れば良いか、脳が処理しきれなくなる感覚があります。
押さえどころを知りたい、日数に限りのある旅行や、主要都市だけを巡る予定の方には「ことりっぷ」がピッタリ。
コンパクトなサイズ感と、迷わせない・ちょうどいい情報量なのがいいですよね。
もちろん、情報がまとまっているからといってありきたりなモノ・コトばかりが載っているわけでもありません。
女子に刺さるお洒落で可愛いスポットが紹介されているので、なるほど!この街はこんな楽しみ方もあったのか!と大変参考になります。
行ってみたい都市、イスタンブール
ことりっぷが運営するウェブメディアも、「週末どこ行こうか?」というちょっとしたお出かけの参考になる記事や自分自身のご褒美にしたい「お土産図鑑」など、読んでいて楽しくなる情報が盛りだくさん。ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめ③ 旅のモチベーションを上げる「TRANSIT」
最後におすすめするのは、わたしの大好きな雑誌「TRANSIT」。
TRANSITは、地球上に散らばる美しいモノ・コト・ヒトを求めて旅をするトラベルカルチャー誌です。
https://www.transit.ne.jp/
写真家の方々によって撮影された世界の美しい写真、旅にまつわる文章。
しっかりと手触りのあるページをめくるたびに、気持ちが高まっていきます。
TRANSITは、一般的に言うガイドブックではありませんが、旅先を決めたり旅へのモチベーションを高めてくれる存在です。
「人々はこんなに美しい目線で世界を見ているんだ」ということに気付かされると、不思議と自分自身の目で見てみたいと思わされるもの。
また、わたしが特に好きなのがポートレート写真。
その土地に暮らす人々の眼差しが、旅での出会いを思い出させます。
名前も知らない誰かの表情に心奪われたりする。
旅ってそういう、すれ違っただけの出会いすらも特別に感じるものです。
旅ならではの心の機微な動きも感じさせてくれる雑誌だと思っています。
旅に行けないとき、次の旅が決まっていないときに、旅情を思い起こすきっかけをくれる一冊です。
そして、TRANSITはじめてのガイドブック、タイ編が発売されています!
もちろん、TRANSITファンとして購入しました。
今度このガイドブックをお供に、タイを旅したいなぁなんて胸を高鳴らせています。
ガイドブックと旅に出よう
ガイドブックの魅力は、みなさまに伝わったでしょうか?
おすすめの3冊はもちろん、世の中にはたくさんのガイドブックがあります。
ガイドブックと旅に出てみると、また違った旅の楽しみ方も見つけられるかもしれませんよ。
ページをめくるわくわく感も大事にしたいね
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